転職体験談の検索機能をつけました。こだわったことやりたかったこと

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自社で運営している転職サイト(転職エージェントランキングCOM)に検索機能をつけました。目的に合った情報を見つけやすくするのが狙いです。

pascase.net

できること:細かい条件で検索できるようにしました

ネット上の口コミをみていて、情報がライトすぎることがずーっと気になってました。

例えば、転職サポートを利用された人の口コミで「求人がたくさん紹介されました。」「全然紹介がありませんでした。」の内容は、全体にはあてはまらないんですよね。

利用した人の職種、年代、勤務年数、転職回数などの状況で全然異なるわけで。20代の人向けに求人をたくさんもっている会社もあれば、異業種の転職が難しい会社もあります。

なので、当サイトでは、利用者の背景(経歴部分も)聞くようにしています。検索では、転職回数、職種、地域、年代などからも調べられるようにしました。

気を付けたこと:自由さの抑制

先ほどと少し逆のことですけどwこれも意識しました。検索って自由度が高い方が、色んな人のニーズにかなえられると思いませんか?

実はある程度のしばりがあった方が利用されやすいです。あんまり自由にするとユーザーが迷うんですよね。ユーザーが使いやすいように誘導していくのは、アフィリエイトと同じだな~と思います。

例えば、うちは評価を5段階でしていて、検索で1点刻みで表示させることも可能です。でもあんまり細かいと選択するのがめんどくさくなるので、3点以上で区切って良いもの、悪いもの、指定しないの3段階にしています。

また、項目は全部で11項目ありますが、初期表示させているのは4項目だけです。残りの項目は、詳細検索でおりたたむようにしています。

こだわったこと:検索以外でも移動

検索ボックスのページで検索しなくても、ニーズの高そうな項目は、すぐに移動できるように工夫しました。

検索結果で表示されたときに、投稿者のプロフィール情報を表示しています。

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その中で「年代」「職種」「性別」「活動エリア」「利用した会社」のところは、リンクになっていて、クリックすると、検索結果のページにすぐ飛べるようにしました。口コミを読んだ後に、検索ページにイチイチもどらなくても移動できるようにしています。

やりたかったこと:リアルさの追求

気楽さ、自由さは、ネットの象徴かなと思います。黎明期は良心的な掲示板が多かったのですが、価値が見いだされるようになると、サクラやライバル社の嫌がらせなど問題になっていますよね。

www.nikkei.com

こうなってくると、何がよくて何が悪いかわからない。だから信ぴょう性の高いものを作りたくて、確認書類をみせてもらったりステータスを細かくヒアリングしてます。

ステータスは、年代、性別、職種、業種、転職活動エリア、転職前後の年収などなど細かく聞いています。ここまで、細かくとっているデータは他でみたことがないので、やる価値があるのではないか、と思って始めました。

そもそもやりたかったこと:転職業界の中を知りたい

転職は、人生の転機で大きな決断ですし、終身雇用制度や家庭の問題もあって、なかなか情報が表にでてこなかったジャンルです。

『よく分からないけどマイナスなイメージ』という状況を何とかならないものか、実際のところどうなのか、ヒアリングをして確認したい思いがありました。

体験談では、転職会社の感想以外に、『転職活動した動機』『転職活動を経て感じたこと』『転職後の仕事の満足度』も聞くようにしています。

転職の動機を聞くと、キャリアアップのため、旦那の転勤のため、もっと自分の時間が欲しいと、理由はそれぞれですが、転職活動をして自分自身の棚卸しが出来た、今まで漫然と仕事をしていた視点がかわった、など好意的な意見が多かったです。

転職後の仕事には、9割くらいの人が満足していて、普通に転職エージェントの利用をすすめる人が多いんですよね。

サイトを作るときに、転職エージェントを使った方が便利だよね。というところからスタートしているので、自分と同じ方向性を感じることができたのは嬉しかったです。運営者として、サイトをもつ意義を感じるところではありました。

今度は集まったデータを整理して公開したいと思います!